学校運営方針

経営方針

❶ 学校経営の基底

(1)北海道教育の基本理念と目標

【基本理念】
く自立>
自然豊かな北の大地で、世界を見つめ、自律の精神にあふれ、自らの夢に挑戦し、実現していく人を育む。
く共生>
ふるさとへの誇りと愛着をもち、これからの社会に貢献し、共に支え合う人を育む。
【計画の目標】
  • 社会で活きる力
  • 豊かな人間性
  • 健やかな体
  • 学びを支える家庭・地域
  • 学ぴをつなぐ学校づくり
  • 学びを生かす地域社会

(2) 日高管内教育推進の重点(令和5年度)

北海道教育推進計画
施策「可能性を引き出す教育の推進」「質を高める環境の確立」「地域と歩む教育の充実」
重点1 子ども一人一人が資質・能力を確実に身に付ける教育の推進(学力向上)
  • 指導と評価の一体化による授業改善
  • 組織で取り組む検証改善サイクルの確立
  • 望ましい生活習慣、学習習慣の確立
重点2 子どもの学びを保障し、質を高める環境の確立(生徒指導・教員育成)
  • 安心して学ぶためのいじめ防止等の取組の充実
  • 効果的な教育活動を行うための働き方改革の推進
  • 教員の資質・能力の向上を図る意図的、計画的な研修の充実
重点3 子どもの成長を支える連携・協働の推進(地城連携)
  • 幼小中高の学びの連続性の確保
  • 家庭・地域で育てる体制の充実

(3) 浦河町の教育大綱(令和5年度)

基本理念
郷土愛に満ち未来を拓く人を育てるまちづくり
基本方針
  1. 「ふるさと」をつくる人材の育成
  2. 地域から信頼される学校づくり
  3. 生涯にわたる学べる環境づくり
  4. 豊かな心を育む芸術文化の振興
  5. 健やかな身体をつくるスポーツの振興

❷ 学校経営の基本的な考え

教育は人間尊重の精神に基づいて、子どもたちの全人的な調和のとれた人格の完成を目指して、あらゆる時と場面で行われるものである。子どもたちの生活空間である「学校」「家庭」「地域」など全ての場で課題が共有され、健全な子どもたちの育成を目指した教育が行われることが重要となる。そのためには、現状を過去から未来への時間軸と地域から世界への空間軸を俯轍する中で的確にとらえ、子どもたちに人との豊かな関わりの中で自ら生き方を創造する力を身に付けさせる使命を、公教育に携わる私たち教職員は担っている。最も子どもたちの教育活動を意図的・計画的・継続的になり得るのが学校であることを踏まえると、我々教職員集団は目の前の子どもたちの姿を適格にとらえ、子どもたちのの人格に向けて研修と修養を積み兼ねつつ、一過した組織的な取組を通じた特色ある教育活動の確実な立案・推進を常に求められていることを真摯に受け止めなければならない。

現在、本校は、学習面での「学力向上」「授業に臨む姿勢」等をはじめ、生徒指導面においては「問題発生の未然防止」「望ましい生活を創り出す判断力や実践力の育成」「児童間の人叫関係の構築」「教員と児童間の信頼関係の構築」等、早急に解決を図らなければならない課題が山積しておる。これらの問題解決のの必要性については家庭や地域も同様のとらえをしており、「子どもたちが安心全に登校できる学校」「子どもたちがもち得る力を十分に発揮できる学校」「家庭やや地域からの信頼を得て、連携を通じた教育活動の推進を具現化出来る学校」に向けて課題解決を測ることが不可欠であり早急な対応を図るべきと考える。

そのためには我々は山積する課題を真正面から受け止めて、全職員で必ず解決するという強い意志をもち続けるとともに、課題解決に井達運営方法や取組内容について共に知恵を出し合い、確実な教職員もブレがない一貰した教育活動を推進することが不可欠となる

これらのことをまえ「子どもたちの健かな学校生活や学習活動」「子どもたちが望ましい判断力や実践力を身に付け、自己の変容を実感できる教育活動を推進することとする。

最後とするが、今後の社会は現在よりもより複雑化、透明化が拡大する。よって、子供たちには「生きる力」を育むために、将来を逞しく生き抜くために育成すべき資質と能力を確実に育成しなければならない。そして目標に向けて自らが何をすべきか、共に何を作り出していけば良いかを見出し、実践できる判断力や実践力を育む必要がある。 そのために我々教職員は一人ひとりの子供にしっかりと向き合う中での子に寄り添う指導を日々積み重ねるとともに、将来を担う子供たちに対して子や集団の角度から望ましい方向に導く指導や支援を行っていかなければならない。

今年度の児童に向かい合う時間の確保から、これまで行事などを始めとする教育活動の精選や取り組み方法等の工夫改善、業務改善の検討を行ってきた。このことから、今年度は教職員間で「児童に向き合う業務」を軸として、全職員で主体的に取り組み、本校の教育活動をより良い方向へ導き出すことを期待する。

❸ 学校教育目標と目指す児童像

自ら学び 心豊かに 自分の夢や希望の実現に励む子の育成

かしこい子(知)
心ゆたかな子(徳)
たくましい子(体)

❹ 育成を目指す資質・能力

学校教育目標 【知】かしこい子 [徳】心ゆたかな子 【体】たくましい子
目指す児童像 すすんで学び、考えて行動する児童 相互のよさを認め、他者と協働する児童 心身を鍛え、最後まで挑戦し続ける児童
資質・能力
【学習面】
基礎基本を獲得する 対話を通じて互いの理解を深める 主体的に取り組み、最後まで粘り強く取り組む
資質・能力
【生活面】
集団や社会で生きていく知識・技能を習得する よりよい活動の創造に向け他者と協働する 目標達成に向けて工夫を積み重ね、粘り強く取り組む

❺ 年度の重点

「よりよい学びや生活を見出し、よさや喜びを味わう児童の育成」
~一貫した組織的取組による、資質・能力を育む学習指導•生徒指導の具現化~

❻ 経営の重点と到達目

経営の重点 到達目標

(1)「学ぶ崇しさ」や「わかる喜び」を実感できる綿織的な授業改讐

  • 学ぶ姿勢を育てる学習規律の定着に向けた組織的取組
  • 自身の学びの変容や学びの積み重ねを実感できる対話活動の確立
  • 確実に身に付けるべき学力の共有と改善取組の推進
  • 豊かな学びを実現するJ CT の効果的な活用
  • 「学習する楽しさを感じる」「学習内容がわかる」「粘り強く学習した」と回答する児童の割合が80%以上

(2)互いの存在や個や集団のよさを実感する綿織的な生徒指

  • 児童の主体的な判断や実践力を育む、未然防止の観点に立つ事前指導
  • 自己肯定感や自己有用感を実感できる教職員や他児童からのプラス評価
  • 日常的な児童間の人間関係、教職員一児童間の信頼関係の構築
  • 「自分にはよいところがある」「自分は学級に受け入れられている」と回答する児童の割合がともに70%以上

(3)教職員で知恵を出し合い、協働しながら業務をすすめる職員集団の確

  • よりよい教育活動の実現に向け、全教職員が主体的に参画できる学校経営・運営の確立
  • 主体的・対話的で深い学びの具現化に向けた研修の推進
  • 「児童に向き合う時間」を軸とした業務体系への見直し
  • 児童の指導や対応に向き合う時間が確保できたと回答する職員の割合が100%
  • 月45時間以上の時間外勤務者0人

(4)家庭・地域との連携・協慟の充

  • 育成すべき資質や能力の共有を踏まえた家庭生活習慣の向上
  • 児童の変容が伝わり、保護者が安心し、学校への信頼につながる教育活動の推進と積極的な情報発信
  • 家庭やPTA 組織、CS 浦河第一中学校区と連携した取組の推進
  • 家庭における生活習慣が向上したととらえる保護者の割合が80%以上
  • 家庭学習強化週間における取組結果が70%以上

❼ 重点目標の到達に向けた方策

(1)「学ぶ楽しさ」や「わかる喜び」を実感できる組織的な授業改善

観点 取組内容 担当
学ぶ姿勢を育てる学習規律の定着に向けた組織的取組 一貫した組織的指導による学習規律態度の育成 研修
組織的取組の実現に向けた職員間の評価と改善 の定期的な位置付け
自身の学びの変容や学びの積み重ねを 児童の主体性を高める「課題設定」、自分の変容 を実感できる「振り返り」の工夫改善
対話活動における目指す児童像及び、その具現 実感できる対話活動の確立化に向けた取組内容の共有と共通実践
有識者招聘による学校課題の解決に向けた研修会の実施
確実に身に付けるべき学力の共有と改善取組 各種調査結果で課題となる資質能力の把握と改善取組改内容等の共有・実現 教務
•最後まで粘り強く取り組ませる、学級間でプレ のない指導と支援の実現
豊かな学びを実現するICT の効果的な 活用 全学年で行うICT機器の効果的活用の立案と共通実践
全載員のlCT活用能力を高める実技研修

(2)互いの存在や個や集団のよさを実感する組織的な生徒指導

観点 取組内容 担当
児童の主体的な判断や実践力を育む、未然防止の観点に立つ事前指導
未然防止や事前指導の共有と共通実践 教頭
指導部
資質・能力を育む教育活動と行事の構想・実施 教頭
教務・指導
組織的取組による生活規律の徹底指導 指導部
次の活動につなげる、教職員や児童間によるプラス評価の位置付け 全教職員
自己肯定感や自己有用感を実感できる教職員や他児童からのプラス評価 個の存在を認め、それぞれのよさを実感できる学級経営や学習活動の確立 全学級
事故の学びの振り返りと、それらに対する教職研修員や児童間によるプラス評価の位置付 研修
ICT担当
日常的な児童間の人間関係、教職員一児童間の信頼関係の構築 いじめ等行為の未然防止策の立案と共通実践 教頭
指導部
ほっと活用による人間関係の実態把握と、課題解決に向けた日常的指導 指導部
全学級
教職員一児童間の信頼関係の構築 全教職員

(3) 教職員で知恵を出し合い、協働しながら業務をすすめる職員集団の確立

観点 取組内容 担当
よりよい教育活動の実現に向け、全教職員が主体的に参画できる学校経営・運営の確立 PDCA サイクルに軸とした、学校運営の評価と改善案の共有 全教職員
教職員の発想や主体的な判断や意見交流を大事にする校内特別委員会の確立
教育活動を推進する上での悩みや迷いを受け入れ、相互に支え合い高め合う職場環境の確立
主体的・対話的で深い学びの具現化に向けた研修の推進 日常的な研修の積み童ねを目指す授業交流の構築 研修
全職員が授業改善のポイントを的確に理解できる研修会の実施
「児童に向き合う時間」を軸とした業務体系への見直し 行事等、教育活動の精選と取組内容の整備による「児童に向かい合う時間」の確保 各分掌
資質・能力を育成する教育活動の共有と共通実践
行事等、教育活動実施後における評価と改善

(4)家庭・地城との連携・協働の充実

観点 取組内容 担当
育成すべき資質や能力の共有を踏まえた家庭生活習慣の向上 全国学調児童質問紙等結果による家庭での基本的生活習慣の課題把握と家庭との連携・協働による改善取組の立案 教頭
指導部
挨拶・言葉遣い等、対人接遇とマナーの向上 指導部
家庭学習における取組結果や変容等の周知を通じた、家庭との連携・協働意識の向上 教務部
全学級
有識者招聘による学校課題の解決に向けた研修会の実施 研修部
児童の変容が伝わり、保護者が安心し、 学校への信頼につながる教育活動の推進と積極的な情報発信 「各教育活動置ける児童の変容」「安心安全な教 育活動」「家庭等連携等の董要性」が伝わる学校便りの作成 教頭
学校評価結果を踏まえた評価や改善取組の共有 教頭
各分掌
家庭やPTA組織、CS浦河第一中学校区と連携した取組の推進 関係機関等との連携による安全教育の実施 指導部
校内外における生活規律の徹底
命を尊重する心を育成する教育活動の推進
CSと連携した教育活動の立案と実現 管理職
CS担当

❽ グラウンドデザイン

令和6年度浦河町立浦河小学校グランドデザイン

学校教育目
  • 【知】かしこい子
  • 【徳】心ゆたかな子
  • 【体】たくましい子
目指す児童像
  • すすんで学び、考えて行動する児童
  • 相互のよさを認め、他者と協働する児童
  • 心身を鍛え、最後まで挑戦し続ける児童

育成を目指す資質能力

【学習面】
基礎基本を獲得する
【生活面】
集団や社会で生きていく知識や技能を獲得する
【学習面】
対話活動を通じて互いの理解を深める
【生活面】
より良い活動の創造に向けて他者と協働する
【学習面】
主体的に取り組み、最後まで粘り強く取り組む
【生活面】
目標達成に向けて工夫を積み重ね、粘り強く取り組む
学ぶ楽しさやわかる喜びを実感できる組織的な授業改善
  • 学ぶ姿勢を育てる学習規律の定着に向けた組織的取組
  • 自身の学びの変容や学びの積み重ねを実感できる対話活動の確立
  • 確実に身に付けるべき学力の共有と改善取り組みの推進
  • 豊かな学びを実現するICTの効果的な活用
互いの存在や個や集団の良さを実感する組織的な生徒指導
  • 児童の主体的な判断や実践力を育む、未然防止の観点に役立つ事前指導
  • 自己肯定感や自己有用感を実感できる教職員や他児童からのプラス評価
  • 日常的な児童間の人間関係、教職員ー児童間の信頼関係の構築
一環した組織的な取組
教職員間の積極的な協議・意見交流
これまでの運営上の課題を踏まえた推進
教職員で知恵を出し合い、協働しながら業務をすすめる職員集団の確立
  • より良い教育活動の実現に向け、全教職員が主体的に参加できる学校経営・運営の確立
  • 主体的・対話的で深い学びの具現化に向けた研修の推進
  • 「児童に向き合う時間」を軸とした業務体系への見直し
家庭・地域との連携・協働の充実
  • 育成すべき資質や能力の共有を踏まえた家庭生活習慣の向上
  • 児童の変容が伝わり、保護者が安定し、学校への信頼につながる教育活動の推進と積極的な情報発信
  • 家庭やPTA組織、CS浦河第一中学校区と連携した取り組みの推進